2006年4月12日にリリースされたB’zの41枚目のシングル
力強くも哀愁漂うロックバラードです
タイトル通りゆるぎないものを持つことで自分の人生にブレを生じさせないようにするメッセージソングであり
B’zだけあって高いキーがそのまま説得性ある歌となっています
PVはロサンゼルスの公園をバックとし、その広大さを感じさせます
映画『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』主題歌
通常B’zが歌う激しかったりバラードであったりなどの曲とは違い、アコースティックを用いて哀愁を持たせ、大変ノスタルジックでメッセージ性を全面に出した曲となっています
伝えるべきことが大変シンプルであり、それは自分に軸をもつこと
モラトリアム期間が延びてきている今日の心理的問題において、アイデンティティの確立、いわば自分が自分だと思える何かを持っていることは非常に重要です
それが自分が行動する道しるべとなったり、発言における確信になることさえあります
現状軸がない、つまりは自信がない人が臭わせる寂しさや哀しさ、そういったものが曲に投影されつつも
それを脱却する重要性も積極的に伝達するような力がサビには加わっています
こういった熱意はB’zではあまり見られない一面ですね
サビ、大サビ前など、やはりかなり高音がちりばめられており、更に説得性ある歌い方はかなり声を疲弊させる構成
ミドルボイスでできるだけ喉に負担のないよう、最後まで歌い切れることを目標とし、歌詞の重みある歌い方は二の次にするべきかもしれません
出だしから既にかなり高いキーを維持する必要があり、曲自体はストーリー性があり覚えるのはまだ楽かもしれませんが
とにかく平均して高音をどれだけ持続させるか、力量が試されます
小休止もあまりなく、間奏のギターソロ意外は高い音程が続くため早い回復が必要です
今までとはまた違う一面を見せる切なさを持つこの曲
高いキーはインパクトを与え、それは歌詞をも魅了させます