2006年11月29日にリリースされたKinKi Kidsの26枚目のシングル
相手への想いを伝える冬の静けさを思わせるバラードです
激しさはなくゆったりとした滑らかさを持った曲であり
少しアジア的な前奏とメロディが印象的です
ジャケットやPVには二人の絆を表すメッセージとして作成されており
PVにおける宇宙空間でともに食事をする姿は、広大な空間で共に同じ時を過ごすパートナーシップを意識したとのコト
また10周年直前を意味する上で時計の針が10時直前をさしています
珍しく民謡に近いメロディにも冬の静けさは漂う
二胡から始まるイントロは雅な雰囲気を思わせる点で通常より特異性を持ちますが
その分奥行きとゆったりとした空間を与え、冬のしんしんと降る雪のムードを表す方法としてもおもしろいです
またサビのテンポやメロディからもそういった面影が感じられますし
落ち着きある歌謡に近いその雰囲気に癒しを覚えます
まさに調和のとれた12月の背景を表す安らぎの音色ですね
歌うなら?
両者の丁寧なムードづくりのための歌声、ゆっくりと雰囲気を作り出す歌い方は序盤から既に見受けられますし
歌詞を包み込むように優しく歌うことが出だしの時点から求められます
音程や音域に関してはそれ程難しくはないですが、民謡に近いその雰囲気づくりは優しさを表現する手段として少し異質であるため
ゆりかごのようなささやかな揺れを感じながら音色を切らず続けるように歌を進めていくとそれらしい曲調がつくれます
音符ひとつひとつがスラーで滑らかに表現されるように、曲に一律性を持たせたいものです
12月に起こる静けさと優しさを独自の表現で築いたこの曲
冬のゆったりとした感じに暖かみも覚えるのではないでしょうか