http://youtu.be/1JJ-ljZZXmA
2000年10月18日にリリースされたゆずの10枚目のシングル
人の個性の素晴らしさを鳥を例に表した曲です
タイトルにもなっている「飛べない鳥」とは、鳥たらしめる特徴がないというもの
それと等しく人として何か足りないものがあり、他者と行く道が違うということは、以外とあるものです
それでも自身がもつ他の個性や自分らしさは、それに代えがたいものがある場合もあり
飛べない=鳥ではないという方程式を打ち破り、自分の長所をつきすすめていけばよいというメッセージ性があります
「創られた世界」や「変わりゆく時代」に合わせることなく、独自の道を進むことの険しさと素晴らしさを追い求めることが
自分が夢見てたものの実現へとつながる、そういった前向きな姿勢が窺えます
ゆずの曲の中でも最も売り上げ累数が高く、評価も高い一曲です
ドラマ『涙をふいて』の主題歌でもあります
AメロBメロからのサビの盛り上がりがとてもよく、メロディがとてもきれいで臨場感溢れます
Vo.岩沢のブレない高音の響きがとてもよく、サビが進むにつれどんどんキーが高くなり
それに即して「飛べない」とはついても大空を巡るような雰囲気が感じ取れます
実際ではなく、心の中で飛ぶ、といったような自由な浮遊感が印象的です
終始アコースティックをメインとした演奏も優しい感じが表せ、真に迫るも触れ合うような響きは常に忘れない世界観も素敵といえます
Vo.石川をメインとした曲は常にキーが高く、Vo.北川の熱唱とは違う難しさと色を持っています
こちらは純粋に声が続くかどうか、喉に頼ってシャウト気味にならず、シンプルな歌い方ができる肺活量を担っているかが特に問われます
特筆するとサビはゆずの他の曲よりも抜きんでて高音であり、後半で裏声は使うもそこへ到達するまでのボイスも相当難易度が高く
ミドルボイスを使ってでも汚くならないような声色が臨場感を出すために必要だといえます
優しく声を出すような、刺々しさのない感じが大切です
飛べなくも自分の思った道を行けばいい
そんな後押しとなるような、それでいて切なさ感じる曲です
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