2008年6月11日にリリースされたUVERworldの10枚目のシングル曲
ハイクオリティでかつスピーディーな曲の展開が飽きさせる暇もない程繰り広げられます
シングルバージョンに関しては出だしは静かであり、かつ湧き上がりつつある感情をまだ出さないかのような前奏が1分弱ありますが
その前奏だけでも何かサビまでに期待を寄せてしまうかのような施しがなされています
その曲調のままAメロへ入り、一度Bメロで三拍子に変化してからそのまま激動のサビへ入っていきます
そのつくりこまれたサウンドに聞く者全ての心を奪うかのような印象があります
テレビアニメ「D.Gray-man」の主題歌でもあります
オススメはBメロ~サビ
激動のサビはまさにこの曲の真骨頂であり、特に1回目のBメロのリズムを変えた前振りは物語を進行させるための布石のようです
2回目のサビから間奏までの流れもメリハリがあって好きですが、Bメロの思い切ったリズム変更による情景の変化は違和感なく聞けます
歌うなら?
UVERの曲は全体的に高音ながらもハイテンポでかつラップも含まれており
なかなか歌うのは至難といえます
ボーカルのTAKUYA∞並の肺活量と歌い回しの上手さ、力量が要されるため、曲の雰囲気を出すにはある程度のボイトレが強いられるでしょう
更に単に音程をとって歌うというわけではなく、心の激動を高音の部分で表すのもこの曲を反映させる秘訣であるため
ある程度高音部分に感情を出す余裕もほしいところ
激動ともどかしさを表しつつも、Aメロ辺りでは男としての力強さを低音で表したりなど
バリエーションに富んだ歌い方が要求されます
曲としてはここまでクオリティの高い曲を久々に耳にしたという印象であったため
全体的には激しいコンセプトでありつつも細部まで洗練された曲に興味のある方は必聴です