2010年1月27日にリリースされたCHEMSTRYの28枚目のシングル曲
2人の絆を乗せて歌った情熱的な歌です
ケミストリーといえばちょっと切ないメロディの曲が大半を占めますが
今作は打って変わってかなり熱いアッパーな曲であり、今までの彼らの楽曲とは違った側面を見せます
歌詞の内容もかなり熱く、勇気やら強い絆やらハートフルなものとなっており
そういった側面が見受けられなかったために当初少し違和感を覚えましたが、今となっては新たな一面として味わえています
ピリオドは名の通り英語などで用いられる終止符を表し
ある目標にたどり着いた時点で、また新たな目標を掲げ、そのピリオドに向かっていくという
そういった繰り返しが固い絆の形成につながるととれます
アニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の主題歌であり
本作に登場する主人公の兄弟の絆とケミストリーの絆がマッチして、彼らにとってはかなり共感を得る作品として主題歌を描けたのではないでしょうか
やはりこの曲のコンセプトである情熱が他の曲とは一線を画す意味で挙げられます
最初から飛ばした曲調で出だし部分からケミストリーらしからぬ雰囲気漂い、サビではそれが存分に発揮されます
サビ自体歌詞は特に速くはないですが、熱唱っぷりとそのキーの高さが聴いている方としては鳥肌もの
アニメ自体クライマックスに差し掛かる戦闘シーンの多い場面であったため、大変マッチしています
目標にたどり着くまでの苦難とあきらめない精神みたいなものが、とても窺えますし
それこそ今までしっとり系の多かったケミストリーが?となるほどのギャップがあってこそ強調されます
ケミストリーのしっとりさを表すのも難しいですが、この熱さを伝えるのもなかなか難しい
基礎ができている彼らだからこそ、こういうアッパーさ、変調さも表すことができるのであり
シンプルな熱唱というよりは、クールな熱唱というのが歌い手にはほしいですね
感情には出し切らない冷静さが見えるが、実は心の中は燃えているといったところでしょうか
また絆の再確認のような歌であるため、共に歌える人がいるとそれを確かめ合う意味で相槌を打つような歌い方
誰かとのやりとりっぽい歌い方がこの曲らしさにはあるとも思えます
そして一番高い最後のサビの転調するパート、ここが一番つらい
単純にキーが高く、あまり声を絞ると情熱さが伝わらない
声量が必要であると共に、仲間意識ある協調性も垣間見えるよう努めたいところです
あくまで一人で歌ってはいない、相手がいるからこそその信頼を持って歌っている、な感じが出せれば最高です
ケミストリーの新たな一面が見える熱の入ったこの曲
熱唱系が好きな人は是非オススメです