2014年5月7日にリリースされた5枚目のシングル曲
エッジのきいたハイテンポで未来的な部分も秘めたロックナンバーです
とにかくテンポが速いため盛り上がりや少し静かな部分さえもめまぐるしく入れ替わるため
聴く側はその速度に翻弄されつつもこの曲にハマっていくのではないでしょうか
あまりに展開が速いと結果リスナーを置いて行ってしまう恐れがありますが
この曲はギリギリついていける速度と展開かなと個人的には思います
ギターにしろドラムにしろ速弾きが目立ち、そこにピアノの旋律も交じって様々な色をだしているといえますし
最後にピタっと演奏をやめ、ハウリングを余韻として残す終わり方はこういった速いテンポの曲では有効な引き際といえます
アニメ『魔法科高校の劣等生』の主題歌であり
PV中の白色の室内で歌っている際の服装は同作品の制服を模したものであるとの事
「魔法」や「科学」などのワードを使用しているのも同作品を意識してのことでしょう
iTunesのチャートにおいて『アナと雪の女王』の主題歌『レット・イット・ゴー』の連続1位記録を阻止した曲でもあります
前述したようにこの曲の主だった部分はそのテンポの速さと展開力
速い速いと思わせつつ、テンポは失なわないが曲の雰囲気はしっかり変えてくる点が秀逸です
盛り上げるところは突き抜け、落とすところは落とすといった手法が聴く人を飽きさせませんし
多少中毒性のある曲といえます
さらにLiSAの歌い方の力強い点と切ない点の使い分けも上手く
それこそ緩があるから急が一層際立って魅力を持つというべきでしょう
テンポは早いですが、一貫して歌詞自体が早口なわけではありません
一瞬早口な場面はありますが、それも多少ならば曲の味としてむしろ欲しいところであり
そのくらいに関しては曲の聴かせどころとして許容できます
むしろ緩急における演技力がこの曲においては必要であり
そのメリハリがハイテンポの中繰り広げられるので、どのタイミングで曲の雰囲気が変わるかは把握しておきたいところ
例えばBメロの最初やサビに入る手前の1フレーズは他面とは違いピアノメインのしんみりした部分です
しかしテンポはそのまま、その短い時間で表し、盛り上がりの部分のバネにできればその後の展開力が大きく変わります
1回目のサビの「悔しくても」の悔しさあふれるフレーズや、サビ後の早口な部分における「欲張りあそばせ」の少しやんちゃっぷりが窺えるフレーズは細かい歌い方の変化をつけたものとして抜粋でき
ハイテンポながらも含まれる細かい部分を押さえることが自分のモチベーションの維持につながります
ハイテンポでメリハリがありつつもぶっ飛んだ曲を聴きたい場合にオススメです
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