2008年3月5日にリリースされたSunSet Swishの8枚目のシングル曲
未来への情熱と友情を描いたミディアムテンポのバラードソングです
「Passion」はこの曲のコンセプトである未来と、友情に対する情熱や感情のことを表し
年を重ねるごとに消えかかりそうなそういった情熱を、以前を思い返すことで途切れず燃やし続ける
そういったことが歌詞で描かれています
PVには上地雄輔が出演し、仕事の失敗などで消えかかる情熱を幼い頃から携わっていた野球で絶やさないようにするというあらすじがうかがえます
ドラマ「RHマイナス」のエンディングテーマ
軽いアコースティックギターがメインのAメロ、Bメロから一転、サビでは壮大なオーケストラをとりいれ曲の情熱を表しているかの様
Bメロにおいても歌詞に諦めのようなセリフが起用されていることから、曲調が情熱の良しあしそのものを表しているようです
つまりAメロ・Bメロで消えそうな情熱を、サビでは消えずに再燃した情熱を表しているのではないかと
そのまま2回目のサビから続くCメロでも曲の雰囲気は鎮まらず壮大さが続きます
またCメロにおいては歌のエコーが多くかかり、奥行を表す点で特徴的です
サビもCメロも、メロディとしては見逃せない素晴らしさを持っています
多少早回しな歌詞とあまり気構えしない歌い方が特徴てきなSunSet Swish
歌詞の深さとは裏腹に、それ程感情移入しない歌い方が同バンドらしいのですが
歌詞的に結構重々しく歌ってもそれはそれで別の雰囲気を醸し出せておもしろいかもしれません
ましてやタイトルは「情熱」、Aメロ・Bメロは諦めの様な感情を出してもいいですが
サビ・Cメロにおいては力を入れた歌い方をしてメリハリをつけるのも悪くないと思います
SunSet Swishらしい歌い方を目指すのであれば高音も多少優しく歌う必要があるので
裏声などを駆使して雑な声にならないようにしたいものです
サビの「さぁ向かおうか明日へ」は多少早口なのとカ行独特のスタッカートっぽさが曲の雰囲気を表すのが少し難しく
サビの終盤故に少し終わりっぽさがほしいので流れるようにさらっと歌いたいところです
未来への情熱と友情を思い返す時に相応しい曲
以前の自分を忘れない為にも聴いておきたい曲です