2010年7月7日にリリースされたスキマスイッチの13枚目のシングル曲
告白したくともできない時間の経過からアイスクリームも溶けてしまうという症候に陥っているというタイトルとなる
タイトルの通り、歌詞は告白できないもどかしさを綴ってあり、曲の雰囲気もどこかさびしさを思わせるような感じとなり
前半の雰囲気はスキマスイッチの十八番であるギターとピアノの奏でそれが表現されています
サビ1は静かに、サビ2は心の内を打ち明けたい感じをだし、そこから転調しクライマックスに向かう構成となり
曲の透き通る感じが表現されます
「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク」の主題歌であり
ここでいう愛情は親子感を表しているだと思われます
転調はその曲の盛り上がりをピークに到達させるための有効な手段ですが
この曲はさらに地声と裏声をうまく使いそれらを表しています
1回目のサビは裏声、2回目は地声を使い曲を表しており
そのまま転調すると共に透き通るような裏声を使ってシンドロームの頂点へと参ります
アイスのようなベッタリ感というよりはむしろ透明性の高い水中にいるような感じです
スキマスイッチの静の部分、「奏」や「藍」のような清涼感をある程度維持する必要があります
ロックのように感情を出しすぎず、サビ2においても感情を出しつつもどこかまだ隠しているような感じが必要でしょう
告白できないもどかしさ、自分の内ではそれを出しても表には出せない状態を表す感じです
故に歌い手は、いわゆる不完全燃焼を聞き手におわせるのが適切でしょうか
スキマスイッチの独特な、1フレーズ毎終わり部分を巻いたような歌い方はなかなかマネできないので
自分の抱いた清涼感と寂しさを表現できればよし
号泣というよりは、少しホロリとくる哀愁程度がマッチしているかもしれません
スキマスイッチはこういった曲の雰囲気が少なくないので
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