2008年10月29日にリリースされたレミオロメンのアルバム「風のクロマ」収録曲
ミディアムテンポから繰り出されるハツラツとした曲は聴く人に元気を与えます
「劇場版MAJOR メジャー 友情の一球」の主題歌であり
主人公の茂野吾郎が身の危険を冒してでも仲間のピンチを救う勇敢さを賞賛するかのようにエンディングとしてこの曲が流れます
しかし結果的に右肩を壊すことになったのはちと複雑な気持ちですが…
爽やかなギターの旋律から始まるイントロに疾走感と盛り上がりを思わせ
それがサビで一気に爆発するという、レミオロメンの十八番の構成となっています
あまり雑味はなく、素直に前向きになれる曲だと思います
PVは鳥が飛ぶような視点から湖、草原、山脈を疾走するように撮影され
まさに「翼」を持って自由に動く感じが出ています
ちなみに撮影地は北海道とのこと
レミオロメンはBメロまでを溜め、サビで一気に曲の真髄を見せるという手法が多く
翼もそういった構成であり、メロディの良さはレミオロメンの曲の中でもトップクラスです
確かにサビが聴きどころであるのは曲の構成として通常なのですが
レミオロメンはそれが顕著であり、サビのメロディが素晴らしいものが多々あります
更にMr藤巻の重量感ある声は高音では特に真価を発揮し
場の盛り上げに相応しい臨場感あふれる声と歌い方はまさにこの曲にピッタリです
レミオロメンの曲はサビに比重を置いていいと言えるほどサビが見せ場であり
この翼も同様、サビで聴き手にどれだけ鳥肌を立たせるかが肝心です
高音が出るのはもちろん、声を出す際の懸命な感じも必要です
歌詞に関してはサビの高温に「a」の母音が多く、発声しやすくはなっているため
しっかり音程を外さずサビを歌いきることがカギです
聴く手を元気にさせるこの曲
まさに迷った時は「翼」を聴いて心を励ましたいですね