YUI 『It’s all too much』 心の葛藤・もどかしさから逃げ出さない曲

it's all too much

2009年10月7日にリリースされたYUIの14枚目のシングル曲
前作「again」に次ぐスピーディかつダークな印象であるも前向きさをイメージした曲です

歌詞は理想を求めつつも叶わない現状にとまどい諦めそうになり
それでも前を向いて理想を追い求め続けるという内容です

難題に何度もぶつかり足踏みをしているように見えても
実際は少しづつ前へ進んでいるため、それをやめずに続けたいという、エール及び自分への言い聞かせも含まれています

東宝映画『カイジ 人生逆転ゲーム』の主題歌であり、同CDに収録されている「Never say die」も同映画に起用されています
カイジという作品に描かれる、あきらめないことで起こる逆転劇をイメージさせるようなアレンジにもなっています
とはいえカイジの場合は進みすぎて悪い方へ転じることもありますが…
映画ではその点はカットされているため、劇場版のシナリオを表す曲の構成となっているのではないかと


オススメはサビ、Cメロ後半


個人的にはサビのメロディに一耳惚れな感じです

他パートのハスキーな部分とは一転サビではYUIのもつ力強さで表現されており
「ねぇ教えてよ~」の歌詞から半ばガムシャラで衝動的な訴えをイメージさせます

またCメロの後半部分で言うこの曲のタイトル「It’s all too much」
ハモリを複数取り入れ同作品の最大のメッセージ部分を強調している点も見逃せません

その後は一度静かにサビを歌うパートへと変わり、少しヒートアップした気持ちを抑えるような表現になっています
これだけ問いかけをし、もがく心情を表しても、決して諦めることはない気持ちを持続させるようです

ちなみにタイトルは「もうたくさんだ、ウンザリだ」という意味


歌うなら?


YUIのハスキーな部分と力強い部分を一曲の中に表現するのはなかなか至難
更に力強い部分も半ば開き直りで悲観的な感情を表さなければなりません

この曲のこういった葛藤を表すには、ある程度歌詞を読みこみ理解する必要があるかもしれません
問いかけの多い歌詞、問う相手がいない状況であるもそれを誰かに打ち明けたいもがき、もどかしさをイメージできれば曲のフレームはできたといます

あとサビに入る前の「流れ星~」はあまりしっかり発音せずに流す感じでサビに挑んだ方がやるせなさは表現できそうです

活動休止を経て変化したYUIの作り出す曲
今までとは違った視点の曲であるように思えますが、どれもYUIの一部分であることを忘れず視聴していきたいです

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