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DOES 『曇天』 曇り空が表すダークで足軽なアップナンバー

dose 曇天 

2008年6月18日にリリースされたDOESの6枚目のシングル
危険を楽しむグレーな世界観は暗い風景画のようです

「曇天」とは曇り空を指し、そういったダークな雰囲気の中二人の足行や感情を表したものとなっていますが
曲調に対してそれほどネガティブというわけでもなく、明るい部分も見える曲であるのは彼らのコンセプトのひとつです

お得意な和の感じが歌詞にもメロディにも出されており
それをイメージしつつもペースは速い点、ダーク感じが病み付きになります

アニメ『銀魂』主題歌であり
作品の時間軸と非常にマッチしていますが、曲自体はタイアップを意識した描き下ろしではなく、曲を聴いたスタッフが起用を依頼したとのこと


芳しくない天候は和の道を暗く照らす

曇天の下歩いている二人はまるで雨という危険性をはらみつつもその時間を楽しんでいるかのよう
怖いけどそのスリルを味わうことに一種の中毒性が窺えます

つねにアップテンポでペースを落とさない構成はその危険性がいつも隣り合わせにいることを示唆し
それでも実はさして気にも留めていないようなポジティブさは足軽な感じから想像できます

おびえているように見えるのは実は自分の思い過ごしであったり
そういった微妙なニュアンスの心境は暗くも明るいという天秤のようです


歌うなら?

Vo.氏原の独特の歌い方は巧みな言葉選びの歌詞の割にはあまりハッキリとした発音を気にしていない様子
歌詞もさることながらそのメロディの雰囲気に身を任せるような激しさを重視した方が曲のらしさが出るかもしれません

あまり高いキーではないにしろその低い音程でシャウトを交える必要があるのは喉には少々リスキー
それにより音がとんでしまうと本末転倒なので、和な感じの音程はしっかりと捉えつつ叫ぶような感じを両立させていきたいところ

サビの「ので」はもちろん曇天の韻を踏んでいるので、「の」と「で」の間に少しの空白をいれるように発声し
歌詞自体より韻を重視した歌いかをしたいです

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