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ナオト・インティライミ 『愛してた』 愛せない状況に寂しさを覚える切ないバラード

ナオトインティライミ 愛してた

2012年3月28日にリリースしたナオト・インティライミの8枚目のシングル
失恋の寂しさ、悲しさを表した切ないバラードです

タイトルが「愛してた」と過去系であることから、可能性として愛が冷めてしまった、もしくは愛せない状況になってしまったかのどちらかがありますが
この曲は後者の愛したいのに愛せない状況を描いており、自分の想いをひきずる寂しさがとても伝わってきます

歌詞もわかりやすい構成であり、過去を振り返り当時の楽しさやドキドキした感情
そして現在のそれらを懐かしみ望むなら戻りたいまでの感情がサビで溢れるように歌詞で綴られています


心にグッとくる切ないメロディがドンピシャ 寂しい心情がひしひしと伝わる

この曲で注目すべきは何と言ってもサビ
婉曲せずシンプルに想いの丈を表した「愛してた」の連続は言い続けるたびにその力を増します

ただ繰り返すこのフレーズは捻りのないことで効果的にリスナーの心に何層にもなって伝わりますし
サビが後半へと進むことでその臨場感と自分の経験が重なりを見せると涙腺崩壊ものです

メロディもかなりよく、特に2回目のサビのサウンドが一度止まる演出は次のサビのためのリセットとしてサビを引き立てます


歌うなら?

切なくさびしいバラードであるため、しっとりと歌うのはもちろん
サビではその素晴らしいメロディを存分に堪能するくらい大事にして歌いたいです

サウンドのムードもよく失恋の歌ですがそれを充分に表現できているほどに切なさが伝わってくるので
あまり感情移入するとホロリときてしまうかもしれませんが、それはそれで成功

テンポや言い回しは難易度が低めなので、歌いやすい部類だと思います

失恋の感情がとてもフィットするメロディで表したこの曲
同じ経験のある方なら涙するかもしれません

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絢香 『Why』 大切な人への違ったアプローチが見せる優しさと強さ

why

2007年9月5日にリリースされた絢香の6枚目のシングル
しっとりとしたジャズよりの演奏に力強い声が響き渡ります

同CDの同じくA面である「CLAP&LOVE」と比べるとあちらは光であるのに対しこちらは陰
ムードも全くちがうも、アングルの向こう側は大切な人に対する想いであり、重みを感じる曲調です

PVも暗めの印象を受け、かなりスピードのある夜汽車に乗り揺られている様が映し出されており
行くあても視聴者にはハッキリとはわからない、ただ走り続けることが人の宿命なのかもしれません

ゲーム『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-』のテーマソングでもあります


div class=”block”>「WHY」から始まる力強いメロディと真の意味とは

曲の聴きどころはタイトルにもなっているサビの始め「WHY」という一言
メロディの観点からは、AメロBメロで静かだったのから急に情緒的な感じを含んだサビがはじまります

主題の強調が全面的にされているような印象です

「WHY」は直訳で「なぜ」となりますが、人は本当は真実にある程度の予測がたっていても相手に問いかけるという行為をします
それは相手の思いに自分が確信を得る為であると共に、相手自身も自分の気持ちを再認識することができます

素直になれない相手の気持ちに真意を気づかせることが、そのまま伝えるより遠回しに問いかけという形で行う方が効果的な場合もあるというわけです

こちらも問いかけをするも、実は真実がある程度分かっている上での行為であることを踏まえると
WHYは一種の相手へのアプローチ手段であると捉えることができます

本当のあなたの気持ちはわかっているから、素直になってごらん、そういった相手への優しさがこの疑問符に窺われます


歌うなら?

形式はジャズより、とすると、リズムに関してはかなり自由度がききます
音程も多少自由に歌っているように聞こえますので、自分がこの曲に乗せる表現に自由に変化を取り入れてもいいように思えます

従来の暗い雰囲気から奏でる強さ、というコンセプトさえ基盤としてあれば、ある程度のアレンジは容認できるスタイルといえます

ただ一番強調すべきである「WHY」を聴かせどころとして意識しておくことは前提としておきたいですし
それ故にある程度力はためておき、メインとのギャップを図るのも視野に入れておきたいです

最後のサビはさらにアレンジの効いた力強い感じが見られますので、他のサビとの段階を踏んで曲の盛り上がりのステップアップを意識したいですね

暗く切なくも大切な人への軸は曲げない優しさと強さを感じさせるこの曲
相手への思いやりを表す手段を学ぶ感じで聴いてみたいです
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