タグ別アーカイブ: 仲間を大切にしたい時

秦基博 『ひまわりの約束』 友情の素晴らしさを伝える優しい曲

ひまわりの約束

2014年8月6日にリリースされた秦基博の17枚目のシングル
友情の大切さを温かく描いた曲となっています

お得意のアコースティックによる懐かしみと温もりを感じさせるものとなっており
大切な友達に送る言葉ひとつひとつが集まったような歌詞もとてもいいです

ひまわりは北アメリカ原産であり、まっすぐ伸びる茎と明るい色が特徴的であり
PVは無数のひまわりの中を秦本人含め色々な人々が戯れている様子

芯の通った友情を表すかのように映像内でも明るく咲いている様子が窺えます


友情を表す代表作、ドラえもんをのテーマ性を彩るためのサポートに

3DCG映画『STAND BY ME ドラえもん』主題歌として発売前より話題となっていたこの曲
ドラえもんとのび太の友情をCGにより描いた作品はこの曲のメッセージ性をより色濃く描くものとなります

YouTubeでは7月30日~8月5日までの期間限定でドラえもんコラボバージョンを配信しており
話題性を呼び1週間で40万回以上の再生数があった模様

映画のフレーズにもある「ドラ泣き」をこの曲とセットで味わうことができるのではないでしょうか


歌うなら?

キー自体は高くないのですが、温もりや優しさを出した歌い方をする必要があり
Aメロ~サビまでそれを終始感じさせるためにフレーズひとつひとつを大切に表現する必要があります

サビのキャッチーな「そばにいたいよ」を始め多く登場する話し言葉を
まるで誰かへの発言のように相手に伝えることを重視した歌い方を意識すると非常に臨場感あふれるものとなります

真に相手を思い、別れ際も惜しむくらいの仲である
そういった体験を曲と重ね合わせて自分なりの温もりを作っていきたいものです

明るい色の下確かめ合う友情の素晴らしさ
優しい気持ちになるにはオススメの一曲です

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SCANDAL 『夜明けの流星群』 相手を思う気持ちは星のまたたきの如く

夜明けの流星群

2014年7月16日にリリースされたSCANDALの19枚目のシングル
一緒に居たい人との願いや思いを綺麗に描いたナンバーです

明るい曲調で天体の綺麗な雰囲気を、相手を思う澄み渡った心になぞらえて描かれており
一緒にいることで経験するわだかまりなども踏まえ、それでも相手を希いエールを送る姿が見て取れます

流星群とは天球のある一点を中心に放射状に延びる流星の群れであり
プラズマ化したガスの発光が見事に光の群れを描き出す姿はひとつひとつが相手への気持ちを表すようです

映画「ポケモン・ザ・ムービーXY 『破壊の繭とディアンシー』」主題歌


4つ打ちのリズムは一歩一歩成長する姿と流星群の粒

4つ打ちを基本とするドラムは曲に安定性と一定のテンポを与え
規則性のない人の心の動きや星の動きに不変で安寧や安心ともいえる信頼感をリスナーが得られます

ドラムを複雑にするよりもシンプルに描くことで、サビの生き生きといたポップな感じが描かれ
より素直に曲を楽しむといった魅力が曲全体に生まれます

それは誰かと一緒にいることの純真さ、純粋に綺麗な星の群れを見ることの感銘さの表れ
そういった心を忘れないでいることでより一層心情の理解へ臆することなく入ることができます


歌うなら?

4つ打ちやスタッカート気味の演奏に合わせ曲の基本的なリズムに合わせ、それが自然なテンポとなるよう身体全体で曲を楽しむことが曲調と自分の歌い方の合致に近づきます

サビのメロディも比較的型にはまったグッドエンドであるため、明るさを重点的に押せば曲調として理想的なものとなります

サビはボチボチのキーであるため、あまり気合を入れると尻すぼみしてしまいそうですので
終始同じペース配分であまりムラのないようサビを表現したいところです

誰かと良い景色を分かち合いそれを相手へのエールに重ね合わせる
そういった綺麗で純粋な相手への思いを忘れずにいたいです

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小林幸子 『風といっしょに』 みんなで前に進む大切さ、温かさを綴った壮大な曲

風といっしょに

1998年9月3日にリリースされた小林幸子の63枚目のシングル
人との出会いを大切にする壮大なバラードです

映画『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』の主題歌として起用され、コーラスの子供の声はキラキラポケモンキッズのメンバーによるもの
子供の声は無邪気さや純真さを歌に与えてくれます

前に進むことや、友達といっしょにいることの大切さをテーマ性としてもっており
老若男女問わずだれもが一生を経て常に抱いておきたい事柄がリスナーの層を幅広いものとします


サビの重く壮大なメロディは皆で前進する試み

他メロと打って変わってサビは短調で少し静かに、しかし進むにつれどんどん盛大になっていく様がとても深くきます

Aメロなどは一度しかなくサビが後半で何度も繰り返されるという変わった構成であり
そのまま終盤へ向かうため壮大さと余韻を残して聴き終えることができます

オーケストラを交えている点もスケールの大きさが際立ちます

同じ歌詞の繰り返しであるためシンプルながらテーマ性がそこに集約されており
「歩き出す」「夢をつかむ」などの肯定的な感じが聴く人に勇気を与えてくれます


歌うなら?

スローテンポであるため自分なりにテンポをズラして曲に重みを加えるのは一つの手
メロディが頭に入ればリズムとりは難しくないため、演歌に近い独特の調子でオリジナル性を持たせてみるのもアリです

サビの入りはBメロで壮大さが続きそうな雰囲気を思わせて一旦曲が鎮まるので
出だしはしっとり少し暗く、そこから徐々に元気になるような段階が欲しいです

曲に深みが欲しいので、拳ではないですがビブラートをかけた伸びがサビには欲しいところ
最後の部分では子供たちのパートに合わせて他の人に入ってもらってもいいかもしれません

前に進むという強い決意などを含めたこの曲
力強さをもって自分が一歩進めるきっかけになればよいですね


コブクロ 『君という名の翼』 熱き思いとパートナーシップを大切にした曲

君という名の翼

2006年7月26日にリリースされたコブクロの13枚目のシングル
チーム勝負における勝敗を超えたパートナーとの絆を描いた曲です

ドラマ『レガッタ〜君といた永遠〜』の主題歌であり、同曲はこのドラマのために書き下ろされたものです
故に歌詞もボートレースにおける描写が多く、それをモチーフとして勝負における仲間との友情や得られるものの大切さがメッセージとしてあります

「青いしぶき」「夏の雨」など、過酷な環境やボートレースの激しさが強調して描かれ
そういった状況で最後までレースを諦めない気持ちの表れは、戦友への思いに等しい価値があるといえます

歌詞の特徴としてはメッセージ性をストレートに描かず
モデルとなるボートレースの情景や心理描写をメインに綴られているため
そこから感じるものがリスナーの得るべき、今後のバネとなるべきテーゼともいえます

ボートに携わりのない方でも、内からこみ上げる熱い思いをインプットできればこの曲の意義を満たせるといえるでしょう


ミディアムテンポによるサビの盛り上がりに新鮮味が窺える

コブクロといえばスローテンポによるグッとくるメロディの印象が今まで続いていましたが
この曲は打って変わって最初から何かしらの疾走感あるピアノイントロからこれまでとは違った印象を期待します

とはいえ「轍」や「宝島」などのように出だしから元気というわけでもなく
また違ったメリハリを持った、緩急のある感じが味を生みます

それこそドラマのための曲たらしむところであり、最初から全力だとその後の感動とのギャップの無さに物足りなさを感じてしまう
スポーツにおいてもペース配分が重要で、どんどんエンジンをかけていく上昇っぷりがサビでの盛り上がりの臨場感を手助けします

その効果がサビで遺憾なく発揮されたときは、その壮大さともいえる熱さに聴き入ってしまうことでしょう


歌うなら?

懇切丁寧にサウンドが静けさと盛り上がりの場面のセグメントを図ってくれているので
曲の全体像をつかみ、どこでしっとり、どこで盛り上がりのピークを迎えるのか再認識したうえで、1小節ずつを大切にムードづくりに活かしたいところ

まぁ簡潔に述べれば出だしは静かに、サビに行くほど盛り上がりを見せ、サビで滾る思いを放出するという曲づくりの常套に従えば、自ずと緩急がつきます

またサビの終わりにある「君という名の~」の「み」と「の」は離れ小島のように音程が上がり、ふと外してしまいがちですが
Aメロ~サビまでの雰囲気をラストで壊さないためにも、この音程は外したくないですね

レース並びにスポーツおける情熱とパートナーシップの大切さ
それらを半ばクールに表現した曲は冷静に滾る思いを実らせるのに最適です
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CHEMISTRY 『Period』 絆と勇気を再確認する情熱的な曲

ピリオド

2010年1月27日にリリースされたCHEMSTRYの28枚目のシングル曲
2人の絆を乗せて歌った情熱的な歌です

ケミストリーといえばちょっと切ないメロディの曲が大半を占めますが
今作は打って変わってかなり熱いアッパーな曲であり、今までの彼らの楽曲とは違った側面を見せます

歌詞の内容もかなり熱く、勇気やら強い絆やらハートフルなものとなっており
そういった側面が見受けられなかったために当初少し違和感を覚えましたが、今となっては新たな一面として味わえています

ピリオドは名の通り英語などで用いられる終止符を表し
ある目標にたどり着いた時点で、また新たな目標を掲げ、そのピリオドに向かっていくという
そういった繰り返しが固い絆の形成につながるととれます

アニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の主題歌であり
本作に登場する主人公の兄弟の絆とケミストリーの絆がマッチして、彼らにとってはかなり共感を得る作品として主題歌を描けたのではないでしょうか


サビのアッパーさは段違い!

やはりこの曲のコンセプトである情熱が他の曲とは一線を画す意味で挙げられます
最初から飛ばした曲調で出だし部分からケミストリーらしからぬ雰囲気漂い、サビではそれが存分に発揮されます

サビ自体歌詞は特に速くはないですが、熱唱っぷりとそのキーの高さが聴いている方としては鳥肌もの
アニメ自体クライマックスに差し掛かる戦闘シーンの多い場面であったため、大変マッチしています

目標にたどり着くまでの苦難とあきらめない精神みたいなものが、とても窺えますし
それこそ今までしっとり系の多かったケミストリーが?となるほどのギャップがあってこそ強調されます


歌うなら?

ケミストリーのしっとりさを表すのも難しいですが、この熱さを伝えるのもなかなか難しい
基礎ができている彼らだからこそ、こういうアッパーさ、変調さも表すことができるのであり

シンプルな熱唱というよりは、クールな熱唱というのが歌い手にはほしいですね

感情には出し切らない冷静さが見えるが、実は心の中は燃えているといったところでしょうか

また絆の再確認のような歌であるため、共に歌える人がいるとそれを確かめ合う意味で相槌を打つような歌い方
誰かとのやりとりっぽい歌い方がこの曲らしさにはあるとも思えます

そして一番高い最後のサビの転調するパート、ここが一番つらい
単純にキーが高く、あまり声を絞ると情熱さが伝わらない

声量が必要であると共に、仲間意識ある協調性も垣間見えるよう努めたいところです

あくまで一人で歌ってはいない、相手がいるからこそその信頼を持って歌っている、な感じが出せれば最高です

ケミストリーの新たな一面が見える熱の入ったこの曲
熱唱系が好きな人は是非オススメです

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SunSet Swish 『Passion』 友情と自分の未来像を忘れない曲

passion sunset swish

2008年3月5日にリリースされたSunSet Swishの8枚目のシングル曲
未来への情熱と友情を描いたミディアムテンポのバラードソングです

「Passion」はこの曲のコンセプトである未来と、友情に対する情熱や感情のことを表し
年を重ねるごとに消えかかりそうなそういった情熱を、以前を思い返すことで途切れず燃やし続ける
そういったことが歌詞で描かれています

PVには上地雄輔が出演し、仕事の失敗などで消えかかる情熱を幼い頃から携わっていた野球で絶やさないようにするというあらすじがうかがえます

ドラマ「RHマイナス」のエンディングテーマ

オススメはサビ、Cメロ

軽いアコースティックギターがメインのAメロ、Bメロから一転、サビでは壮大なオーケストラをとりいれ曲の情熱を表しているかの様

Bメロにおいても歌詞に諦めのようなセリフが起用されていることから、曲調が情熱の良しあしそのものを表しているようです
つまりAメロ・Bメロで消えそうな情熱を、サビでは消えずに再燃した情熱を表しているのではないかと

そのまま2回目のサビから続くCメロでも曲の雰囲気は鎮まらず壮大さが続きます
またCメロにおいては歌のエコーが多くかかり、奥行を表す点で特徴的です

サビもCメロも、メロディとしては見逃せない素晴らしさを持っています

歌うなら?

多少早回しな歌詞とあまり気構えしない歌い方が特徴てきなSunSet Swish
歌詞の深さとは裏腹に、それ程感情移入しない歌い方が同バンドらしいのですが

歌詞的に結構重々しく歌ってもそれはそれで別の雰囲気を醸し出せておもしろいかもしれません

ましてやタイトルは「情熱」、Aメロ・Bメロは諦めの様な感情を出してもいいですが
サビ・Cメロにおいては力を入れた歌い方をしてメリハリをつけるのも悪くないと思います

SunSet Swishらしい歌い方を目指すのであれば高音も多少優しく歌う必要があるので
裏声などを駆使して雑な声にならないようにしたいものです

サビの「さぁ向かおうか明日へ」は多少早口なのとカ行独特のスタッカートっぽさが曲の雰囲気を表すのが少し難しく
サビの終盤故に少し終わりっぽさがほしいので流れるようにさらっと歌いたいところです

未来への情熱と友情を思い返す時に相応しい曲
以前の自分を忘れない為にも聴いておきたい曲です

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