タグ別アーカイブ: クールな時

GARNET CROW 『As the Dew』 テンポよくクールさとダークさが両立する曲

as the dew

2010年2月10日にリリースされたGARNET CROWのアルバム『THE BEST History of GARNET CROW at the crest…』収録曲
ダークながらもテンポよくクールな曲です

2作目となるベスト盤であり、31作のシングルにこの曲を加えたものが発売されており
シングル化はされていませんが、それに類するポテンシャルを持っているといえます

「DEW」は「露」を表し、どこへいくともわからぬ己の心を不特定に発生する露の如く不可解で冷めた感じに例えており
それでもまたどこかへとたどり着きたい哀しさも表しています

アニメ「名探偵コナン」主題歌


終始ムードづくりに貢献するピアノ伴奏がエクセレント

流れるようなピアノが歌唱時でも間奏時でもかなり雰囲気づくりのトップに位置し
ジャズ的な、それでいて深く暗いムードを維持する役作りにもなっています

そのほかにもギターの鋭さやピッコロの様な寂しさを思わせる高音も入り混じり
ダークだがそれに引きずられることなく淡々と曲が進みしっかりと曲を終わらせてくれます

短調な曲はそこからくる違和感やマイナスな雰囲気をリスナーに根づかせ視聴後も考えたりすることが多いですが
曲としての構成力がかなり高く、意外とスピーディに場面が変わるためリピート率も高くなります

メロディもよく、独自の世界観を持っていて好きな人は好きな曲といえるでしょう


歌うなら?

女性ボーカルながら怪しさと格好よさを秘めたバックサウンドとの調和があり
出だしもかなり低音なので雰囲気づくりには丁度いい音程です

しかしサビはある程度高く、音程も段階的ですがあちこち行き言い回しも早いため少し難易度は高めかと

テンポがよいため独自にズラして曲調を変えるよりは、伴奏にしっかり合わせタイミングよくキレのある歌い方を意識したいところ

ムードはサウンドがカバーしてくれるため、歌い手としての役割をしっかり果たしていきたいです

クールダークでテンポよく進むこの曲
こういった雰囲気に魅了される人もいるのではないでしょうか

iTunesでAs the Dewをさがす


幻想的な曲・ミステリアスな曲をさがす

トップへ戻る

幸田來未 『real emotion』 綺麗なグラフィックを思わせるダンスナンバー

real emotion

2003年3月5日にリリースされた幸田來未の7枚目のシングル
アップテンポなダンスナンバーです

初の両A面シングルにして両者同じゲームのタイアップ曲であり
繋げて聴くことで『FINAL FANTASY X-2』の静と動を楽しむことができます

ジャケットもゲーム仕様であり、PS2に移行することで劇的に変化したグラフィックを表せていますし
PVでもゲームを模した映像が流れます

自身このCDのヒットから知名度がかなり上がったといえます
とはいえテレビ露出を禁じられた当時と比較して本当のヒットはまだ先になるといえます


リアルな世界に揺れてる感情はリアルに脳裏にもたらす印象

サビの出だしが必ず上記のフレーズで始まるのは、この曲を印象づけるのにとても良い手段
曲自体のテンポもよく、メロディとリズムも相まって曲の代表的な部分として申し分ありません

イントロから入ってくる英語も口ずさむには程よいフレーズとテンポであり
短調ながらノリに乗れる部分が多くちりばめられているといえます


歌うなら?

ダンスナンバーでありフレーズもノリやすいものが多く存在するため、比較的テンポよくスムーズに歌うことが可能
音程はともかく、テンポを乱さず歌えればとりあえず曲としてのリズミカルな部分に皆楽しめることができるといえます

相手と一心同体のような仲間意識を感じさせるAメロBメロの歌詞は曲に合わせて多少感情を入れつつもクールに歌うことが切る部分
相手を信じ思い切った行動ができるようなサビの前触れの時間として期待を募らすように意識したいです

イントロとサビでノレる躍動感あるこの曲
つい口ずさんでしまうその印象を楽しんではいかがでしょうか

iTunesでreal emotionをさがす


アップテンポな曲をさがす
盛り上がる曲をさがす

嵐 『truth』  怪しさと危機感を募らせるダークシリアスソング

嵐 truth

2008年8月20日にリリースされた嵐の23枚目のシングル
怪しくも感情を露わにしたようなアップテンポでダークな感じが漂う曲です

両A面として同CDに収録されている『風の向こうへ』を光とするとこちらは闇
「謎・悲しみ・憎悪」といったテーマはある意味人間の隠れた人間らしさを表しているようにも思えます

そのコンセプトの通りオーケストラをバックとした演奏には何かしら闇の危なさといったものが感じられ
そこから逃避するかのようなサウンドと、それでも魅了される相反する気持ちが入り交ざるようであり

それこそが人間の性、いわゆる真実=truthなのかもしれません

ドラマ『魔王』の主題歌でもあり、同ドラマは嵐のリーダー大野が主演を務めています

2008年の年間オリコンチャート1位でもあります


危機感を募らせる演奏とサビのメロディが印象的

バストラムのロールから始まるオーケストラをバックとした危機感をも思わせる独特の演奏
バイオリンのスタッカートやピアノのオクターブ奏法にも聞こえる音の交わりは何か焦りを感じさせます

それでも聴き入ってしまうその世界観は同アーティストの『MONSTER』のようなダークファンタジー色は感じられず
いわば本当の闇で起こるパニックまではいかずともハプニングものを彷彿させます

サビのハイテンポな熱唱もそれはクールに、もの哀しさも覚える程であり
それがサビの最後の静かな終わりにより裏付けさせますが、一転してテンポは戻るためその余韻に浸っているヒマはないとの訴えを起こしているようにもとれます

ミステリアスな中にも人が持って当たり前の心の闇の部分を熱い氷で表現したような曲調です


歌うなら?

Bメロ及びサビがボチボチ難解なメロディであり、アップダウンが激しいため音程は外さずしっかりとっていきたいところ
サビは少し高めですが近年の無茶なキーをとる曲と比べるとそこまで高くはないため、とにかく音程を外してイメージが崩れるということは避けたいです

特にサビの入りである「悲しみ~」は直前が低音であるだけにかなり引き立つので絶対に外したくない場面です

サビの最後の裏声はあれだけアップテンポながら落とすところは落とすというメリハリをつけるのにふさわしく
少しのパートですがかなり速度を落とししんみりさせたいですね

Bメロはコーラスも入りますが、この曲の闇と悲しさの表現を引き立てる部分なためできれば他の人に歌ってもらいたいですが
「潜む」を犠牲にすれば一人で歌えなくもないのでそこら辺は臨機応変に

闇・悲しみに焦り・危機感を加えたようなこの曲
独特な世界観を是非堪能してみてください


暗い曲・悲しい曲をさがす
幻想的な曲・ミステリアスな曲をさがす

トップへ戻る