2011年1月12日にリリースされたnico8枚目のシングル曲
ハイテンポかつダークな曲調はまさに海に潜る情景をイメージさせそうですが
単なる海というよりも深く暗い孤独な状況
そこに耐えがたい心のゆさぶりが表され、情緒不安定な状況をなんとか打破すべくもがく心情が描かれています
変調は暗いAメロから少し明るいBメロに起こり、そしてサビでまた暗さ漂うハイテンポな曲調となり
nico自身2つのサビを味わうような構成になっているとのこと
テレビアニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」の主題歌ともなっており
主人公及び他キャラの孤独感を周囲がサポートする原作の構成とマッチさせているのでは
深海で叫ぶような、もしくは深海から水面下へ泳ぐその勢いを表すようなnicoの盛り上がりがサビで表現されています
Aメロ、Bメロで高音を我慢し、そのギャップをサビで活かすことでサビにより一層勢いと盛り上がりを見せています
代表的なのはレミオロメンの「粉雪」などですかね
あそこまでギャップを見せているわけでもないですし、スピーディな曲なためある程度の盛り上がりは前奏から感じさせていますが
それでもサビは強烈ですな印象を受けます
nicoの一癖ある歌い方、「a」と「o」の母音を伸ばす際のキャラクタリスティックな感じを表現すればそれらしくはなりますが
単純に高音を勢いづけて歌う様はクセなく歌う方が無難かもしれません
サビの出だし「息をしたくて」の盛り上がりでつまづかないよう、AメロBメロでのどの準備をしておきたいところです
歌い回しも独特なため、歌いなれはある程度必要なところはnicoらしいといえばそうですね
熱唱的でありつつも孤独感を表した歌詞と曲調
各所飽きさせないサウンドづくりは必聴です