カテゴリー別アーカイブ: アップテンポな曲

NICO Touches the Walls 『天地ガエシ』 華麗な逆転劇を綴ったアップテンポな曲

天地返し

2014年6月11日にリリースされたNICO Touches the Wallsの15枚目のシングル
まさに逆転劇を狙うようなアップテンポな曲です

人生において躓くことは色々あっても、それをバネにして見事形勢逆転を実現する
そんなあきらめない心を突き動かすような応援ソングとして完成されています

かなり右往左往する独特のギターフレーズと韻を踏んで弾むような歌詞が特徴的であり
途中ではリズムをガラッと変えてウェスタンでかつかなり走った演奏が見られます

アニメ『ハイキュー!』の主題歌であり
主人公のあきらめることなくバレーに向き合う姿がとてもマッチしています

天地返しは農業における耕作方法であったりラーメンの水切りに見られる技としての用法が多いですが
返しが「ガエシ」となっている点はそれらと差別化をはかり、逆転という意味合いでの使用を図ったのでしょう


陽気なイントロとサビの言い回しにユーモア性あり

出だしからかなりの陽気さが窺え、諦めないことに対する重みや真剣さもないことはないですが
どちらかというと夕日をバックに半ば目を輝かせながら前向きな姿勢を表すポップさの方が強いです

またサビにおける韻を踏んだ歌詞がかなり好みであり、自然とリズムに乗れて身体で曲を覚えられるようです

曲調が途中で変化を遂げるのも思い切った編曲であり、間奏以後は一層テンションをあげて聴くことができます

最後のドラムロールの切なさを演出するところもグッドですね


歌うなら?

NICOならではの独特のリズムとノリ、そしてシャウト時の腹から出ている感じのボイスは他の曲でも見受けられますが
ここまでテンポが変調するのは珍しく、そのリズムについていけるよう慣れる必要があります

サビは半ば心の叫びといってもいいくらいの力強さがあり、韻を踏む各箇所の出だしにアクセントをもっていき
強さとリズムの強調を図るとテンポよく歌えます

とにかく終始独特のリズムを楽しみながら歌うとすんなり流れに乗れそうです

諦めないことで生み出す逆転劇を華麗に語ったようなこの曲
アップテンポさを楽しみながら曲を堪能したいです
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mihimaruGT 『マスターピース』 とても疾走感のある傑作パワフルソング

マスターイース

2011年6月8日にリリースされたmihimaruGTの25枚目のシングル
疾走感がありとても盛り上がります

「誰も同じじゃない、それこそが生きてる意味だから」をコンセプトとし
何があってもくじけない心と個性をメインテーマとしてとてもスピーディな感じが描けています

「マスターピース」とは日本語で傑作、名作などといった意味であり
まさに誰しも存在価値があり、よって自分に自信をなくす必要はなく堂々と前を向けばいいメッセージ性が含まれています

アニメ『遊☆戯☆王ZEXAL』の主題歌であり
主人公のめげない心を十分表しているといえます


疾走感をプラスするラップが特徴的

この曲で目を見張るのは出だしからいきなり入るラップ調の歌いだし
通常メロディもパワフルで正統派なのですが、この曲は有り余るパワーを序盤からフル活用するようにラップが入ってくるのでとてもインパクトがあります

最後も同じ早口で終わり、まさに嵐のようにきては過ぎ去る印象があります
のりに乗ればフィットしたリズムをとても楽しめるでしょう

サビもとても活力があり、2回目のサビ以降のラップはかなり長くリズムも独特です


歌うなら?

前述したようにラップを多く含む曲であるため、まずはそこのリズムを完璧に覚える必要があります
ひねりはあまりなく直球的なリズムですが、間奏のラップが少しクセのあるテンポであるため何度も聴いて覚えなくてはなりません

またサビは高音でラップとはまた違った純粋な音域が求められるため、二つの側面を同時に扱ったかなり難易度の高い曲と言えます
どちらかだけが得意でも完唱は難しいので、息継ぎのポイントを自分でみつけながらひたすらスタミナとの勝負になります

特に2回目のサビで力を使い切ってしまうとその後のラップ、そしてCメロのまたもや高音域に耐えられなくなるため
そういったペース配分が必要となります

最初は2人で歌ってmiyakeとhirokoのパートをそれぞれ自分のものにするのも手です

歌い切れればとても達成感を得られるこの曲
聴いててスカッとするスピーディな感じを是非ご堪能あれ

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ASIAN KUNG-FU GENERATION 『アフターダーク』 闇夜のあとの光を表す曲

アフターダーク

2007年11月7日にリリースされたASIAN KUNG-FU GENERATIONの10枚目のシングル
暗い闇から一筋の光を目指すような、希望と疾走感あるロックナンバーです

全体的にグレーあるいは黒に少しの光があるような、か弱くも激しい存在を描いた感じの作品であり
社会における人の疲労や孤独感といったものの向こう側を追い求めもがく様が表れているようです

曲調は潔くメロディが明々としておりイントロやサビが脳内に残るような印象です
ダークさは曲調で出ており、そこに音律をハッキリと乗せることで効果的に明暗が出ている風に聴いてとれます

タイトルより村上春樹の作品を思い出させますが、実はモチーフは宮沢賢治の「よだかの星」
よだかの誰からも否定される自身の存在を抱えつつも遮二無二飛ぶ様に感化されます

PVは宮崎将が会社に通勤している際に自身の背中から羽が生え始めてしまい
それを隠そうとするも清掃員を助けるために止む無く正体を出してしまうというもの

人がもつコンプレックスまたは隠したいものも、時には自分を前に進めるきっかけとなることを示唆しているようです

アニメ『BLEACH』の主題歌でもあります


div class=”block”>サビで表す希望が印象的

疾走感のピークを指し示すようにサビではそれが発揮されています
特にラストの高音に続く「進め」という前向きな言葉が引き立っており
まさに暗闇の中の一縷の望み、拠り所となる希望がそこにあるようです

曲中における強いメッセージ性ある部分を見せ所として曲を構成する手法がこの曲でも遺憾なく発揮されています


歌うなら?

メロディがアジカンらしく独特であり、ひとつひとつしっかりと音程をとっていくことで曲がどんどん進んでいきます

ただサビのラストの高音の部分に関して少し難点がありますね

高音が続いた構成なら最後の高音を出す際にもその流れで声を出せばよいですが
この曲は高音が最後にドンと入り、ギリギリの場面まであまり高音がなくむしろ直前は低音が続きます

このギャップにより喉の準備ができていなく、いざ高音を出そうとすると至難となってしまうため
それをいかにクリアするかがカギとなってきます

最悪裏声を使うのがよいですが、できればミドルボイスで叫びを表したいところです

メロディも抜群、曲調もダークさと光を表す割合が絶妙なこの曲
聴いて希望の緒をしめる如く、進み続けていきたいです

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