カテゴリー別アーカイブ: 盛り上がる曲

スピッツ 『8823』 究極の疾走感を持ったロックナンバー

8823

2007年7月26日にリリースされたアルバム『ハヤブサ』収録曲
激しさの極みを見せるようなロックナンバーです

静かなサウンドから急に疾走感のあるサビへの展開が魅力であり、ファンの中でもかなり評価の高い曲です

イギリスのバンド、ポリスを意識しており、ドラムの手数の多さやウッドベース音に近いギターのカッティング音がそれを表しています

タイトルの表記は西岸良平のマンガ「地球最後の日」で登場する「海底人8823」からとったもの


サビの疾走感が秀逸で鳥肌もの

Aメロの静かさも相まって、サビでのスピーディな展開に度肝を抜かされます
ドラムの早打ちにギターのパワーある演奏がとても印象的であり、急に現れて急に消える波のようです

ライブでも頻繁に行われる曲であり、現場はかなり盛り上がります

本人曰く「君を不幸にできるのは宇宙でただ一人だけ」というフレーズがお気に入りであり
あえて幸せではない真逆のワードをチョイスしたことが相手にとっての自分の存在価値の表れを強調しています


歌うなら?

Vo.草野の透き通るような声を意識するのは難しいですが、この曲ならある程度目をつむってでも曲調を出すことができそうです
Aメロは静かに、特に1回目のサビ終わりを急激に落とすことで曲のメリハリが大きなものになり、2回目のサビの盛り上げの下準備になります

サビではその溜まったものを解放するように一気に盛り上げて構いません
そのギャップこそこの曲の魅力であり、自分なりに落としと盛り上げを十分意識して最高の落差をつくりあげたいです

Cメロ(Bメロ)は多少高音であり、透き通る声の感じが多少臨場感を持たせる点で真似は難しいですが
そこは裏声を使ってでも乗り切り、やはり本題の方に力をいれたいところです

極まりない落差と盛り上げで身体が震えるような魅力を感じるこの曲
スピッツファンでなくともこういった究極さを味わいたいものです
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NICO Touches the Walls 『天地ガエシ』 華麗な逆転劇を綴ったアップテンポな曲

天地返し

2014年6月11日にリリースされたNICO Touches the Wallsの15枚目のシングル
まさに逆転劇を狙うようなアップテンポな曲です

人生において躓くことは色々あっても、それをバネにして見事形勢逆転を実現する
そんなあきらめない心を突き動かすような応援ソングとして完成されています

かなり右往左往する独特のギターフレーズと韻を踏んで弾むような歌詞が特徴的であり
途中ではリズムをガラッと変えてウェスタンでかつかなり走った演奏が見られます

アニメ『ハイキュー!』の主題歌であり
主人公のあきらめることなくバレーに向き合う姿がとてもマッチしています

天地返しは農業における耕作方法であったりラーメンの水切りに見られる技としての用法が多いですが
返しが「ガエシ」となっている点はそれらと差別化をはかり、逆転という意味合いでの使用を図ったのでしょう


陽気なイントロとサビの言い回しにユーモア性あり

出だしからかなりの陽気さが窺え、諦めないことに対する重みや真剣さもないことはないですが
どちらかというと夕日をバックに半ば目を輝かせながら前向きな姿勢を表すポップさの方が強いです

またサビにおける韻を踏んだ歌詞がかなり好みであり、自然とリズムに乗れて身体で曲を覚えられるようです

曲調が途中で変化を遂げるのも思い切った編曲であり、間奏以後は一層テンションをあげて聴くことができます

最後のドラムロールの切なさを演出するところもグッドですね


歌うなら?

NICOならではの独特のリズムとノリ、そしてシャウト時の腹から出ている感じのボイスは他の曲でも見受けられますが
ここまでテンポが変調するのは珍しく、そのリズムについていけるよう慣れる必要があります

サビは半ば心の叫びといってもいいくらいの力強さがあり、韻を踏む各箇所の出だしにアクセントをもっていき
強さとリズムの強調を図るとテンポよく歌えます

とにかく終始独特のリズムを楽しみながら歌うとすんなり流れに乗れそうです

諦めないことで生み出す逆転劇を華麗に語ったようなこの曲
アップテンポさを楽しみながら曲を堪能したいです
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mihimaruGT 『マスターピース』 とても疾走感のある傑作パワフルソング

マスターイース

2011年6月8日にリリースされたmihimaruGTの25枚目のシングル
疾走感がありとても盛り上がります

「誰も同じじゃない、それこそが生きてる意味だから」をコンセプトとし
何があってもくじけない心と個性をメインテーマとしてとてもスピーディな感じが描けています

「マスターピース」とは日本語で傑作、名作などといった意味であり
まさに誰しも存在価値があり、よって自分に自信をなくす必要はなく堂々と前を向けばいいメッセージ性が含まれています

アニメ『遊☆戯☆王ZEXAL』の主題歌であり
主人公のめげない心を十分表しているといえます


疾走感をプラスするラップが特徴的

この曲で目を見張るのは出だしからいきなり入るラップ調の歌いだし
通常メロディもパワフルで正統派なのですが、この曲は有り余るパワーを序盤からフル活用するようにラップが入ってくるのでとてもインパクトがあります

最後も同じ早口で終わり、まさに嵐のようにきては過ぎ去る印象があります
のりに乗ればフィットしたリズムをとても楽しめるでしょう

サビもとても活力があり、2回目のサビ以降のラップはかなり長くリズムも独特です


歌うなら?

前述したようにラップを多く含む曲であるため、まずはそこのリズムを完璧に覚える必要があります
ひねりはあまりなく直球的なリズムですが、間奏のラップが少しクセのあるテンポであるため何度も聴いて覚えなくてはなりません

またサビは高音でラップとはまた違った純粋な音域が求められるため、二つの側面を同時に扱ったかなり難易度の高い曲と言えます
どちらかだけが得意でも完唱は難しいので、息継ぎのポイントを自分でみつけながらひたすらスタミナとの勝負になります

特に2回目のサビで力を使い切ってしまうとその後のラップ、そしてCメロのまたもや高音域に耐えられなくなるため
そういったペース配分が必要となります

最初は2人で歌ってmiyakeとhirokoのパートをそれぞれ自分のものにするのも手です

歌い切れればとても達成感を得られるこの曲
聴いててスカッとするスピーディな感じを是非ご堪能あれ

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スガシカオ 『コノユビトマレ』 悩みを忘れさせるメッセージソング

コノユビトマレ

2008年9月3日にリリースされたスガシカオの24枚目のシングル
ディスコ調で流れるアップテンポな曲は人の気持ちを軽やかにします

この曲自体メッセージソングではありますが、あまり真に迫るような強いメッセージ性があるというよりは
多少のばか騒ぎで誰に対しても敷居の高くないメッセージを投げかけているのが特徴です

サビの歌詞でも社会に閉塞感や孤独感を抱いている人に対して「この指とまれ」で誘っており
その後ムリに何かをする必要はないというメッセージを掲げています

何かをしよう、諦めるなという言葉ではなく
特別何かをする必要はないという現実味のある一種の応援は、そういった人たちに現実を振り返るきっかけを与えてくれます

特別レベルの高い理想などを歌詞に込めるよりは、振り向くきっかけは人々にとってつくりやすく
唯一メッセージ性の強い「ハンドル手放すな!!」に対しても段階を踏むことで心に刻むことができます

PVにある多人数による奇妙なダンスも、この歌に少しでも入りやすいように施された工夫であり
多少ストーリー性のある映像とフレームの大きいメガネの幾多の登場も印象的である

ちなみに積水ハウス「シャーメゾン」のCMソング


オススメはイントロ、サビ、PV

イントロのベース捌きが特徴的な曲であり、このイントロはこの曲だなと容易に想像させることができます
ノリたい人は序章から身体が動くようなリズムとり、マイナスな気持ちならば興味を持たせるような前振りといえます

サビは特に歌詞の敷居の高くないメッセージ性がやはり印象的で、誰に対してもムリなく受け取ることができる内容といえます
共感的な状況な人に対する呼びかけと、結果頑張らなきゃいけないのか、いやそういうわけではない

しかし最後では「誰かの為に何かできる人」という、マイナスでない面を持ち合わせている人への投げかけも述べており
マイナスに思える自分にも既にプラスと思えるものを持ち合わせていることが想像されます

強いメッセージによるリスナーとのギャップを避けた、とても勉強になる歌詞です

PVに関しては、多少吹き出しそうな振り付けはぜひ一度見てもらいものです
本当に今抱えている問題が多少吹き飛ぶような一貫性のない多様なダンスとダンサーの表情は興味深いです


歌うなら?

多少のノリとそこまで力を入れない感じで歌うのがこの歌のスタイルとしてふさわしいのではないでしょうか

誰もが気軽に聴くことができ、歌詞もある程度でも心に入るためには、歌い手は真に迫るような歌い方はナンセンスであり
しかしそこまで騒げない人にとっても聴きやすい、中間的な気持ちがフィットするように思えます

ハスキーさから連想させる切なさなどはこの曲ではあまり必要なく、表面は多少のばか騒ぎ
でもちゃんとリスナーを置いていくことのない視線の維持を感じさせる、余裕のある歌い方が適しているでしょう

「このゆびとまれ」と「ハンドル手放すな!!」は多少力強くでもいいでしょうし
この曲のメッセージワードとして強調してもよいと思われるため
聞き取りやすい発音が望ましいです

肩の力を落として誰でも受け入れやすいメッセージ性のこの曲
PVと合わせて是非聴いてもらいたいです

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シド 『V.I.P』 綺麗で盛り上がりを見せるアップテンポな曲

vip

2012年11月21日にリリースされたシドの13枚目のシングル曲
躍動感ある綺麗でかつ盛り上がりのある曲です

アップテンポな激しさの中に、繊細さや奥深さがうかがえるような曲調であり
リズムにもメリハリがあって聴いていてとても楽しくなるように思えます

歌詞の内容は周りに流されず、自分らしさを磨いていけばいいといったことを描いている模様
VIPとは「Very Important Person」特に重要な人物の意であり、誰もが特別になりうる可能性はあるが
それを追い求める余り自分らしさを失ってしまってはなんの面白みもない

他者に譲歩しすぎず自分らしさを持って挑み、それこそ自分という特別性を育んでいくことが大切です
それが叶わずVIPを目指すことがいつしかそれから遠ざかっていってしまう

意識しすぎず突き進むことが、やがて大歓声を受けるタネを育て続けることにつながるといえましょう

但し心地よく撃たれるか、苦痛に苛まれるかも自分次第
VIPとなることが果たして良いとは限らず、VIPであることに甘んじることもこれまた不正解

そもそも自身がVIPに到達しているかもわからないのであり、重要なのは特別性は自分では決められないということ
周囲をあまりにも意識することのないよう、自分磨きに集中していけば、自然と周囲の評価は伴っていくものです

アニメ『マギ』の主題歌でもあります


ビューティな演奏と激しさの両立がグッド

出だしはピッコロのような音から始まり、その後キレのあるサビからストリングスを取り入れた演奏は異国を旅しているかのようです

そこには一種の美しさが芽生え、それでも曲の激しさと前向きな姿勢は維持されている点がとても魅力的です

特に最初と最後のサビのリズムとりが見事に全てのサウンドの調和に成功しており
何かしら眼前に球体の光が滑らかな列を組むように流れていくのが見えます

まぁそれ程整いと華麗さがうかがえるということで

歌うなら?

高音が多いにもかかわらず綺麗なビブラートを用いる歌い方が特徴的であり、できればそこを再現したいものです
毎度のサビにおいては最初の高音と次の高音はビブラートの有無で区別をつけたいのが希望

また伸ばすところは伸ばし、きるところはきるといったメリハリも各所聴き込んで差別化したいところです
きるにしてもそのタイミングを原曲のタイミングで計ってキレのよい歌い方にしたいですが

キレさえあればある程度の個性をもっても構わないでしょう
サビは極めてハッキリ歌い前向きさを表現したいですね

自分らしさの重要性を、そういったメッセージをあまり臭わさざずに書き上げたこの曲
綺麗な盛り上がりを堪能したい方は必聴です

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レミオロメン 『翼』 元気になる疾走感あふれる曲

レミオロメン

2008年10月29日にリリースされたレミオロメンのアルバム「風のクロマ」収録曲
ミディアムテンポから繰り出されるハツラツとした曲は聴く人に元気を与えます

「劇場版MAJOR メジャー 友情の一球」の主題歌であり
主人公の茂野吾郎が身の危険を冒してでも仲間のピンチを救う勇敢さを賞賛するかのようにエンディングとしてこの曲が流れます
しかし結果的に右肩を壊すことになったのはちと複雑な気持ちですが…

爽やかなギターの旋律から始まるイントロに疾走感と盛り上がりを思わせ
それがサビで一気に爆発するという、レミオロメンの十八番の構成となっています

あまり雑味はなく、素直に前向きになれる曲だと思います

PVは鳥が飛ぶような視点から湖、草原、山脈を疾走するように撮影され
まさに「翼」を持って自由に動く感じが出ています
ちなみに撮影地は北海道とのこと


オススメはサビ

レミオロメンはBメロまでを溜め、サビで一気に曲の真髄を見せるという手法が多く
翼もそういった構成であり、メロディの良さはレミオロメンの曲の中でもトップクラスです

確かにサビが聴きどころであるのは曲の構成として通常なのですが
レミオロメンはそれが顕著であり、サビのメロディが素晴らしいものが多々あります

更にMr藤巻の重量感ある声は高音では特に真価を発揮し
場の盛り上げに相応しい臨場感あふれる声と歌い方はまさにこの曲にピッタリです


歌うなら?

レミオロメンの曲はサビに比重を置いていいと言えるほどサビが見せ場であり
この翼も同様、サビで聴き手にどれだけ鳥肌を立たせるかが肝心です

高音が出るのはもちろん、声を出す際の懸命な感じも必要です

歌詞に関してはサビの高温に「a」の母音が多く、発声しやすくはなっているため
しっかり音程を外さずサビを歌いきることがカギです

聴く手を元気にさせるこの曲
まさに迷った時は「翼」を聴いて心を励ましたいですね

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スキマスイッチ 『ユリーカ』 宇宙観を兼ね備えたアップテンポな曲

ユリーカ

2012年8月8日にリリースされたスキマスイッチの17枚目のシングル曲
流れるようなサウンドと爽快感は聞く者をその世界に引き込みます

テレビアニメ「宇宙兄弟」のオープニング曲であり
宇宙をテーマとしたこの作品にインスパイアされる形で作成された曲です

歌詞は自分らしさ、または自分の存在意義を見いだせない人に対し
価値観の無限性を宇宙の無限性に例えるようなつくりとなっています

ユリーカはギリシャ語で「発見」という意味「エウレカ」の英語読み
かの有名なアルキメデスが浮力の発見をした際に発した言葉だといわれています

また、1990年に発見された小惑星にも同じ意味の「エウレカ」という名前が付けられており
欧州宇宙機関が開発した無人人工衛星の名前「EULECA」は同音となっている模様


オススメは前奏、サビ


個人的には前奏が好きであり、初っ端から衝動的な演奏に始まり
ピアノの力強さとストリングスのバックミュージックがマッチしています

またサビは超絶テンポの速いストリングスをバックに、アッパーな演奏が聴く者を圧倒します
勢いがあるためテンションも最高潮に達することでしょう


歌うなら?


まずは歌詞の歌い回しを習得し、歌詞毎にモデルとなっている人物像を思い浮かばせるような強弱をつけていきたいです
とはいえ弱い部分もそれ程マイナス思考ではなく、常に肯定的な自分を持っているような明るさは常時必要です

最初のBメロ「そんなことしたって~」辺りからプラス思考が顕著になるような歌い方と共に
多少音程の揺れ幅があるためしっかりとした音程のキープが必要といえます

またサビの出だしやも含め、高音の「Ah~」の部分はガッツリ叫ぶというよりは透き通るような高音で歌った方が世界観を表せます
とはいえ宇宙をアピールするというよりは、日常に起こる自分らしさの習得こそが歌詞の意義であり
宇宙はそれを表す比喩と捉えると、そこまで真剣に宇宙観を出すとアーティストの心情とは似て非なるものになるかもしれません


ハイテンポでテンションの上がるこの曲、モチベーションを上げたいときにはオススメといえます

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milktub 『有頂天人生』 おもしろい人生を求めるアッパーな曲

有頂天人生

2013年7月31日にリリースされたmilktubの4枚目のシングル曲
分かりやすい歌詞とアッパーで迫力ある歌とサウンドが魅力的な曲です

アニメ『有頂天家族』の主題歌であり、もともとは小説である同作品のキャッチフレーズや多用される語を用いた、まさにこの作品のための曲であるといえます

京都の下賀茂近辺を舞台とし、人が蔓延る世の中で生き残りをかけた狸一族という設定である切羽詰まった状態であるにもかかわらず
「おもしろくなければ意味がない」という持論に従いハチャメチャな行動を繰り返す狸を中心に繰り広げられるコメディドラマであり

「おもしろきことはよいことなり」「阿呆の血のしからしむることだ」といった作品を表すフレーズが、同曲の歌詞の各所に使われています

曲のコンセプトもそれに従いおもしろさ、バカらしさを追求し、とにかくハイテンションで盛り上がりを見せつつ
そのオーバーな盛り上げ方はまさに今ある悩みを吹っ飛ばすようなものとなっています

しかしその中にはおもしろさはやってくるものではなく、自分がそうするものというメッセージも存在し
自分の行動の責任性も問われるような、今後の人生を決断するための後押しにもなってくれます


オススメはサビ、作品

盛り上げの代名詞とも呼べるようなそのアッパーで混じりっけない純粋な力強い暖色をかもすような曲調はあまり類をみません
盛り上げの中にも少し暗さを持ち、サビ以外で少し落とすような手法をとる曲は存在しますが
この曲はひとっつも落とさず、更にサビでは最上級の盛り上げを見せる一直線な感じがとてもいいです

なんだか常に笑顔で歌ってそうな感じであり、インパクトも十分与えてくれます

また個人的には同小説及びアニメもオススメであり
人が純心さをいかに持ち続けるか、それが社会においてどれだけ難しいかを考えさせるような主題がとても好みです

純粋さを持つためには、常に純粋さを保つための試行錯誤が実は必要であり
めまぐるしく変わる社会や環境で純粋さを持続させる複雑性という相反する考えを両立させなければならない
そんなことを考えさせてくれます

あなたは純粋さを持っていますか


歌うなら?

日々の疲れや迷いや悩みを持っていても、この曲を歌っているときはそういったことを忘れ素直に騒ぎたいところ
この曲に必要なのはおもしろくありたい、騒ぎたいという純粋さです

しかし思ったよりサビは高音で、それを聴かせる騒ぎにするにはチェストボイス、腹から出た声が多用要ります
シンプルなモノほど完璧に歌うのは難しい、ごまかしのきかない曲において単純な声量が問われます

声量が劣るとシャウトしてしまい雑になってしまうため、腹から歌いたいところです

またこの曲において一見単純な歌詞が作品を表す重要なフレーズとなっており
真に伝えたいコンセプトが詰まっているため、はっきりと曲中で言っておきたいです

混じりっ気ないシンプルな盛り上がりを見せるこの曲
是非一度聴いておきたいです

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NICO Touches the Walls 『DIVER』 スピーディーかつ孤独感を漂わせる曲

diver

2011年1月12日にリリースされたnico8枚目のシングル曲
ハイテンポかつダークな曲調はまさに海に潜る情景をイメージさせそうですが

単なる海というよりも深く暗い孤独な状況
そこに耐えがたい心のゆさぶりが表され、情緒不安定な状況をなんとか打破すべくもがく心情が描かれています

変調は暗いAメロから少し明るいBメロに起こり、そしてサビでまた暗さ漂うハイテンポな曲調となり
nico自身2つのサビを味わうような構成になっているとのこと

テレビアニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」の主題歌ともなっており
主人公及び他キャラの孤独感を周囲がサポートする原作の構成とマッチさせているのでは


オススメはサビ


深海で叫ぶような、もしくは深海から水面下へ泳ぐその勢いを表すようなnicoの盛り上がりがサビで表現されています
Aメロ、Bメロで高音を我慢し、そのギャップをサビで活かすことでサビにより一層勢いと盛り上がりを見せています

代表的なのはレミオロメンの「粉雪」などですかね

あそこまでギャップを見せているわけでもないですし、スピーディな曲なためある程度の盛り上がりは前奏から感じさせていますが
それでもサビは強烈ですな印象を受けます


歌うなら?


nicoの一癖ある歌い方、「a」と「o」の母音を伸ばす際のキャラクタリスティックな感じを表現すればそれらしくはなりますが
単純に高音を勢いづけて歌う様はクセなく歌う方が無難かもしれません

サビの出だし「息をしたくて」の盛り上がりでつまづかないよう、AメロBメロでのどの準備をしておきたいところです

歌い回しも独特なため、歌いなれはある程度必要なところはnicoらしいといえばそうですね

熱唱的でありつつも孤独感を表した歌詞と曲調
各所飽きさせないサウンドづくりは必聴です

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LiSA 『Rising Hope』 ハイテンポで中毒性あるロックナンバー

lisa-rising-hope-single

2014年5月7日にリリースされた5枚目のシングル曲
エッジのきいたハイテンポで未来的な部分も秘めたロックナンバーです

とにかくテンポが速いため盛り上がりや少し静かな部分さえもめまぐるしく入れ替わるため
聴く側はその速度に翻弄されつつもこの曲にハマっていくのではないでしょうか

あまりに展開が速いと結果リスナーを置いて行ってしまう恐れがありますが
この曲はギリギリついていける速度と展開かなと個人的には思います

ギターにしろドラムにしろ速弾きが目立ち、そこにピアノの旋律も交じって様々な色をだしているといえますし
最後にピタっと演奏をやめ、ハウリングを余韻として残す終わり方はこういった速いテンポの曲では有効な引き際といえます

アニメ『魔法科高校の劣等生』の主題歌であり
PV中の白色の室内で歌っている際の服装は同作品の制服を模したものであるとの事

「魔法」や「科学」などのワードを使用しているのも同作品を意識してのことでしょう

iTunesのチャートにおいて『アナと雪の女王』の主題歌『レット・イット・ゴー』の連続1位記録を阻止した曲でもあります


オススメはスピード感

前述したようにこの曲の主だった部分はそのテンポの速さと展開力
速い速いと思わせつつ、テンポは失なわないが曲の雰囲気はしっかり変えてくる点が秀逸です

盛り上げるところは突き抜け、落とすところは落とすといった手法が聴く人を飽きさせませんし
多少中毒性のある曲といえます

さらにLiSAの歌い方の力強い点と切ない点の使い分けも上手く
それこそ緩があるから急が一層際立って魅力を持つというべきでしょう


歌うなら?

テンポは早いですが、一貫して歌詞自体が早口なわけではありません
一瞬早口な場面はありますが、それも多少ならば曲の味としてむしろ欲しいところであり
そのくらいに関しては曲の聴かせどころとして許容できます

むしろ緩急における演技力がこの曲においては必要であり
そのメリハリがハイテンポの中繰り広げられるので、どのタイミングで曲の雰囲気が変わるかは把握しておきたいところ

例えばBメロの最初やサビに入る手前の1フレーズは他面とは違いピアノメインのしんみりした部分です
しかしテンポはそのまま、その短い時間で表し、盛り上がりの部分のバネにできればその後の展開力が大きく変わります

1回目のサビの「悔しくても」の悔しさあふれるフレーズや、サビ後の早口な部分における「欲張りあそばせ」の少しやんちゃっぷりが窺えるフレーズは細かい歌い方の変化をつけたものとして抜粋でき
ハイテンポながらも含まれる細かい部分を押さえることが自分のモチベーションの維持につながります

ハイテンポでメリハリがありつつもぶっ飛んだ曲を聴きたい場合にオススメです

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