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湘南乃風 『愛歌』 理想と現実 二人の日常はどちらも大切に

愛歌 湘南の風

2008年2月13日にリリースされた湘南乃風の7枚目のシングル『黄金魂』のカップリング
二人の理想の夢を語りながら現実に愛と励ましを与える切ないソングです

オルゴールに近いイントロから二人の理想図が映像として想像されるようなAメロ
そして現状を思い返すBメロからキャッチーな歌詞のサビへと移動する構成です

特にサビの「愛」というワードをふんだんに使った歌詞はかなりキャッチーで覚えやすく
この曲のテーマ性を十二分に伝える意味合いがあります

愛に泣いたり笑ったりと山あり谷ありの二面性を描きつつ
そういった困難も踏まえてこそ愛が成り立つものであるとのメッセージ性が強く刻まれています


PVが印象的!ゴールデンエッグススタッフのコラボ

歌のコンセプトとは離れてしまいますが、なんとPVが『The World of GOLDEN EGGS』を手掛けるstudio crocodileとの作品なのですね

湘南乃風のメンバーが同キャラクターに扮装して出演しており
またPVでは同組が手掛ける「91TV」との映像も含まれており、メンバーも忍者の格好となるシーンが続々登場します

また「91TV」は通販化粧品「美弾」とのコラボも行われており、同曲がCMソングとして起用されていたことも踏まえると
実質トリプルコラボということになります

せつないソングがPVにより少し笑みがこぼれる結果となるでしょう


歌うなら?

テンポはスローでサビも印象的なリズムであることから、歌いやすい部類に入るのではないでしょうか
強いて挙げればAメロは理想図を想像しながら、少し上向きな姿勢で
Bメロは現実を見る少し虚ろな感じを表しつつも、サビで愛といものをやや客観的に述べる感じを出せればメリハリがつきます

基本的に全行程が力強く進行するため、韻を踏んだ部分なんかは特にハッキリを発声すればテンポの良さが映えます

何気ない日常も理想の日々もひっくるめて愛歌
どういった人生も大切に相手と歩んでいきたいですね
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福原美穂 『beyond』 前に進むことを諦めないで 後押しとなる曲

beyond

2013年6月5日にリリースされた福原美穂の10枚目のシングル
人生における歩みを止めない諦めなさを教えてくれる曲です

「beyond」とは「…の向こうに、…を越えて」などの意味があり
人生における障害やつまづきなどの困難にあたっても、進むことを諦めず挑む大切さを描いています

出だしのピアノ伴奏からしっとり系の曲かと思いきや
ドラムロールに近いリズムも相まってかなり力強い演奏へと変化していきます

PVにおいても福原がメッセージ性の強いサビのシーンで歩き続ける描写がワンカットで撮影されています
ちなみに撮影場所は東京都内にある井の頭公園


サビの力強さとメッセージ性に歩みがとまらない

ドラム音がまるで歩みを表すかの様に、聴いているだけで自ずと足が動くような、そんな促進力を秘めているようです
足が動くと言っても、軽快というよりは一歩一歩確実に前に進んでいくという重みのある感じです

サビにおける歌詞の繰り返しもメロディと共にサビを覚えるきっかけとなりますし
「前にすすむことを~」の部分におけるファルセットは力強さから一転切望の念が窺え
両面提示による説得力が効果的に発揮され、聴く者の視界を拡げてくれます

力強さと切なさ、両方の度合いを各所で取り入れた鳥肌もののサビといえます

歌なら?

福原の歌唱力により壮大さをもって生まれたこの曲
特にサビの表現を如何様にするかで曲全体の雰囲気構成が決まります

それだけサビの説得力と力強い歌唱が求められるわけで、単純な声量も含め一文一文に力を込めたいものです

とはいっても力強さだけによる単調な歌い方だけでなく、切実に相手に願う表現も必要ですし
「どうか」「ためらわないで」など、天からの声というよりは同じ目線の者からの説得に近い歌詞ですし

切ない場面でおいては願う感じの歌い方が、リスナーの気持ちにすっと入ってくるかもしれません

障害を越えることの難しさ、しかし諦めない事の大切さ
できそうでなかなかできない、そんな問題を解決する後押しとなる曲といえるでしょう
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BUMP OF CHICKEN 『宇宙飛行士への手紙』 広大さと時間を思わせる曲

宇宙飛行士の手紙

2010年10月13日にリリースされたBUMP OF CHICKENの18枚目のシングル
ミディアムテンポで繰り広げられる世界観が安らぎと広大さを与えてくれます

構成としてはタイトルの手紙の内容が歌詞となっているかのごとく
宇宙と地球とでの距離や時間の違いを表すように、愛する人との過去と未来やその距離感について描かれています

時空を超えた表現を比較対象として今の大切さを描くとともに
少し実現できるか不思議に思う出来事も宇宙の神秘と可能性と重ね合わせて実現できるかも?と思わせるようなファンタジックな挑戦事項も記されています

ドラムが4つ打ちでリズムにこれといった特徴を与えないことで一定の空間を与え
宇宙の持つ不可思議さからくる恐怖も薄れるくらいの安定感を得られるかのようです

PVにおいても主人公は常に宇宙服を装着しており
親しい相手との写真の中でもヘルメットは常につけていることから、宇宙並びに飛行士への憧れを持って手紙を出した張本人でしょうか
または時空を超えて手紙を受け取るのもまた本人かもしれません


宇宙と思えば宇宙、サビと歌詞の時間軸表現は壮大

サビはとてもBUMPらしく最高音でのトーンは安定した伸びと震えがあります
ミディアムテンポの安定性も然り、想像力豊かな比喩も神秘的ですが少し考えるとなかなか複雑です

愛する人への想いの綴りを中心に、過去に後悔しても仕方ない今と、今を後悔しない未来をつくるための自分のあり方は時間軸を超えた表現としてとても宇宙的です

このようにかなり時間軸をメインに据えた歌詞は少し解釈に時間を要するような構成となっています

稲妻に関してもその速度から「見る」という表現はあまり適していませんが
その成り立ちも時間の積み重ねによって「落ちる」という事実ができるわけであり、時間の流れの視点を変えれば生き抜いたようにも見える、それだけの時間を要してはいる風にも捉えられ

まさに生きる人の数だけ時間の視点も違いが生まれるように思えます


歌うなら?

激しさはあまりなく、神秘さと広大さを感じるような曲であり
しいて言うなら「天体観測」より「プラネタリウム」よりの歌い方が欲しいところ

曲のリズムにひたすらついていく必死さよりは、余裕を持ち時間をつかって大きく表現したいです

特に暗い表現に関して大きなシーンはなく、安定して広大さの強弱をつけるくらいがメリハリのつけかたとしてはふさわしいと思われます

時間と宇宙について触れ合えるこの曲
今までのそしてこれからの時間についても自身の経験を踏まえて考えたいものです
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幸田來未 『real emotion』 綺麗なグラフィックを思わせるダンスナンバー

real emotion

2003年3月5日にリリースされた幸田來未の7枚目のシングル
アップテンポなダンスナンバーです

初の両A面シングルにして両者同じゲームのタイアップ曲であり
繋げて聴くことで『FINAL FANTASY X-2』の静と動を楽しむことができます

ジャケットもゲーム仕様であり、PS2に移行することで劇的に変化したグラフィックを表せていますし
PVでもゲームを模した映像が流れます

自身このCDのヒットから知名度がかなり上がったといえます
とはいえテレビ露出を禁じられた当時と比較して本当のヒットはまだ先になるといえます


リアルな世界に揺れてる感情はリアルに脳裏にもたらす印象

サビの出だしが必ず上記のフレーズで始まるのは、この曲を印象づけるのにとても良い手段
曲自体のテンポもよく、メロディとリズムも相まって曲の代表的な部分として申し分ありません

イントロから入ってくる英語も口ずさむには程よいフレーズとテンポであり
短調ながらノリに乗れる部分が多くちりばめられているといえます


歌うなら?

ダンスナンバーでありフレーズもノリやすいものが多く存在するため、比較的テンポよくスムーズに歌うことが可能
音程はともかく、テンポを乱さず歌えればとりあえず曲としてのリズミカルな部分に皆楽しめることができるといえます

相手と一心同体のような仲間意識を感じさせるAメロBメロの歌詞は曲に合わせて多少感情を入れつつもクールに歌うことが切る部分
相手を信じ思い切った行動ができるようなサビの前触れの時間として期待を募らすように意識したいです

イントロとサビでノレる躍動感あるこの曲
つい口ずさんでしまうその印象を楽しんではいかがでしょうか

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ORANGE RANGE 『*〜アスタリスク〜』 星の流れを思わせる幻想的な曲

アスタリスク

2005年2月23日にリリースされたORANGE RANGEの9枚目のシングル
流れる星の幻想的な雰囲気をアップテンポに乗せたナンバーです

インディーズの頃から歌われていた曲であり、当時は『星』というタイトルだったものが
記号をタイトルとすることのメンバーの賛同により現在の形となっています

PVでは星と交信するように規模の大きいアンテナなどが使用されており
真冬に撮影したものであるため全員ダウンジャケットなどを羽織っています

アニメ『BREACH』主題歌であり、この作品を飾る最初のOP曲として起用されています


目指すは宇宙との交信 星の瞬きを思わせるメロディの数々

高低交わる機械音が曲に不可思議さや幻想的な部分を表すも
テンポ自体は速くラップも踏まえたサビやメロディが更にメカニックな部分を強調します

サビのラップはまるで交信を図っているかのようなイメージもあり
サビで繰り返し使われる多少のメロディだけでもこの曲を印象づけるに足るものがあります

星もリズムも脈打つように新鮮味のある躍動感を思わせ
神秘的な部分を円滑に魅せているといえます


歌うなら?

サビは歌い続ければその滑らかなリズムとサビのメロディにハマる可能性は高いので
サビでこの曲に意欲を持ち、後の部分は地道に覚えていく他ありません

Bメロもサビへ繋ぐ架け橋として多少のメロディが採用されているので
サビの枠を覆うようにサビつながりで少しずつ覚えるのが良策でしょう

認知度は高いのでサビ以外もしっかり覚えたいものです

流動的な星を思わせるハイテンポなこの曲
神秘的な部分も兼ね備えておりリピート性も高そうです

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ゆず 『飛べない鳥』 周りとは違う自分らしさを求めた切ない曲

飛べない鳥

http://youtu.be/1JJ-ljZZXmA

2000年10月18日にリリースされたゆずの10枚目のシングル
人の個性の素晴らしさを鳥を例に表した曲です

タイトルにもなっている「飛べない鳥」とは、鳥たらしめる特徴がないというもの
それと等しく人として何か足りないものがあり、他者と行く道が違うということは、以外とあるものです

それでも自身がもつ他の個性や自分らしさは、それに代えがたいものがある場合もあり
飛べない=鳥ではないという方程式を打ち破り、自分の長所をつきすすめていけばよいというメッセージ性があります

「創られた世界」や「変わりゆく時代」に合わせることなく、独自の道を進むことの険しさと素晴らしさを追い求めることが
自分が夢見てたものの実現へとつながる、そういった前向きな姿勢が窺えます

ゆずの曲の中でも最も売り上げ累数が高く、評価も高い一曲です

ドラマ『涙をふいて』の主題歌でもあります


サビのメロディが秀逸で切なさ感じるステア式

AメロBメロからのサビの盛り上がりがとてもよく、メロディがとてもきれいで臨場感溢れます

Vo.岩沢のブレない高音の響きがとてもよく、サビが進むにつれどんどんキーが高くなり
それに即して「飛べない」とはついても大空を巡るような雰囲気が感じ取れます

実際ではなく、心の中で飛ぶ、といったような自由な浮遊感が印象的です

終始アコースティックをメインとした演奏も優しい感じが表せ、真に迫るも触れ合うような響きは常に忘れない世界観も素敵といえます


歌うなら?

Vo.石川をメインとした曲は常にキーが高く、Vo.北川の熱唱とは違う難しさと色を持っています

こちらは純粋に声が続くかどうか、喉に頼ってシャウト気味にならず、シンプルな歌い方ができる肺活量を担っているかが特に問われます

特筆するとサビはゆずの他の曲よりも抜きんでて高音であり、後半で裏声は使うもそこへ到達するまでのボイスも相当難易度が高く
ミドルボイスを使ってでも汚くならないような声色が臨場感を出すために必要だといえます

優しく声を出すような、刺々しさのない感じが大切です

飛べなくも自分の思った道を行けばいい
そんな後押しとなるような、それでいて切なさ感じる曲です
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家入レオ 『Shine』 輝く力は誰もが持っている 励ましの曲

shine

2012年5月16日にリリースされた家入レオの2枚目のシングル
聴く人に勇気と希望を与えてくれる曲です

落ち込んだ際に前を向かせてくれるような元気を取り戻せる曲調であり
力強さを解放するための架け橋となってくれるようなイメージをもたらします

PVは見晴らしの良い風景をバックにまさに開放的で広々とした世界を心の在り様と照らし合わせるようであり
それを背景に彼女の全身を使ったパフォーマンスや力強さが曲調をプッシュするようです

2012年に開かれた第54回日本レコード大賞で最優秀新人賞を獲得した曲でもあります

ドラマ『カエルの王女さま』主題歌


ミディアムテンポで奏でる華麗なサウンドはまさに皆の光

イントロから続くギターのカッティング音は内に秘める熱い思いや希望の前振り
そこからサビのバイオリン演奏などをバックに力強い歌はまさに生きる光となります

迷ったり落ち込んだり、生きる上で躓くことは多くとも
何かしらのきっかけでモチベーションを取り戻し、そこから挽回していく力は誰でも持ち合わせているもの

そのきっかけを如何に掴むか、周りの励ましからか、こういった歌からか
とにかく気持ちを変えて以前のように輝ける前向きな思考を再び取り戻すことが
自ら前進する意欲の増幅につながります


歌うなら?

闇があるから光がある、サビを映えるものにするため、出だしはサウンドに合わせた極力控えめな歌い方が推奨されます
そこからサビに向うまでにキーも高くなり、自然と力ある歌い方になるような構成にはなっています

「you can shine」のフレーズが合言葉のようにこの曲の代名詞となっているため
最も力を込めるように発声することがこの曲を活かします

あとは共感できる歌詞があれば各々の思いで意気込みにメリハリを持たせ
肯定的な歌詞は元気よく、否定的な部分は少しうつむきな感情で表現することが上記のワンフレーズを演出する良い流れとなります

輝くための力は誰もが担っているもの
それをどのように光らせるか、落ち込んだ際の持ち直しが試されます

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コブクロ 『君という名の翼』 熱き思いとパートナーシップを大切にした曲

君という名の翼

2006年7月26日にリリースされたコブクロの13枚目のシングル
チーム勝負における勝敗を超えたパートナーとの絆を描いた曲です

ドラマ『レガッタ〜君といた永遠〜』の主題歌であり、同曲はこのドラマのために書き下ろされたものです
故に歌詞もボートレースにおける描写が多く、それをモチーフとして勝負における仲間との友情や得られるものの大切さがメッセージとしてあります

「青いしぶき」「夏の雨」など、過酷な環境やボートレースの激しさが強調して描かれ
そういった状況で最後までレースを諦めない気持ちの表れは、戦友への思いに等しい価値があるといえます

歌詞の特徴としてはメッセージ性をストレートに描かず
モデルとなるボートレースの情景や心理描写をメインに綴られているため
そこから感じるものがリスナーの得るべき、今後のバネとなるべきテーゼともいえます

ボートに携わりのない方でも、内からこみ上げる熱い思いをインプットできればこの曲の意義を満たせるといえるでしょう


ミディアムテンポによるサビの盛り上がりに新鮮味が窺える

コブクロといえばスローテンポによるグッとくるメロディの印象が今まで続いていましたが
この曲は打って変わって最初から何かしらの疾走感あるピアノイントロからこれまでとは違った印象を期待します

とはいえ「轍」や「宝島」などのように出だしから元気というわけでもなく
また違ったメリハリを持った、緩急のある感じが味を生みます

それこそドラマのための曲たらしむところであり、最初から全力だとその後の感動とのギャップの無さに物足りなさを感じてしまう
スポーツにおいてもペース配分が重要で、どんどんエンジンをかけていく上昇っぷりがサビでの盛り上がりの臨場感を手助けします

その効果がサビで遺憾なく発揮されたときは、その壮大さともいえる熱さに聴き入ってしまうことでしょう


歌うなら?

懇切丁寧にサウンドが静けさと盛り上がりの場面のセグメントを図ってくれているので
曲の全体像をつかみ、どこでしっとり、どこで盛り上がりのピークを迎えるのか再認識したうえで、1小節ずつを大切にムードづくりに活かしたいところ

まぁ簡潔に述べれば出だしは静かに、サビに行くほど盛り上がりを見せ、サビで滾る思いを放出するという曲づくりの常套に従えば、自ずと緩急がつきます

またサビの終わりにある「君という名の~」の「み」と「の」は離れ小島のように音程が上がり、ふと外してしまいがちですが
Aメロ~サビまでの雰囲気をラストで壊さないためにも、この音程は外したくないですね

レース並びにスポーツおける情熱とパートナーシップの大切さ
それらを半ばクールに表現した曲は冷静に滾る思いを実らせるのに最適です
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Mr.Children 『掌』 相手を認めることの難しさ、大切さを濃密に表した曲

掌

2003年11月19日にリリースされたMr.Childrenの23枚目のシングル
相手を認め合うことの苦悩を描いた曲です

ミスチル初の両A面であり、くるみが光ならこちらは闇を描いたような、相反する領域を表現しているといえます
むこうが愛することの素晴らしさを謳っているのに対し、こちらは人の醜さや、悲しい部分を描いており
それでも必死にもがく様が逆に人間らしさを描いているともいえます

誰もが経験する日常での食い違いをかなり激しく表しており
サビの歌詞はなかなかのインパクトあるものとなっています


認め合いたいのにすれ違い、傷つけあうのは何故?

サビの歌詞では相手とのすれ違いをなかなか辛辣な言葉で表現されており
テンポも合わさってなかなかの衝撃をもたらします

それでももがくさまは本当は相手を傷つけるとは真逆の意図をもってしているハズなのに
何故かそれとは別の方向の態度を示してしまっている

矜持、優越感、自己愛など
社会における自分の地位の確立、いわば自分を認めてもらうための動きが
いつしか相手を認めたくないという気持ちの増加につながり、それが結果として表れてしまう

でも本当は寂しく、か弱い生き物だから誰かと一緒にいたい、互いを認め合いたい
激しくも悲しい曲だといえます


歌うなら?

Aメロから多少高いキーを維持する必要がありますが
サウンドがまだそれ程激しさを見せないため、多少の叫びを見せてもサビとのメリハリはつけられそうです

問題はサビの歌詞のテンポの速さ
メロディがかなり小刻みにかつスタッカートを交えて構成されており
歌詞も濃密で早口なため、音程をとりつつ歌詞の世界観を表現するのはかなり難易度が高いです

歌詞に集中しすぎると音程がとれず、音程を気にすると歌詞がついてこない
しかも後半はどんどん音程が上がっていくため、その領域でペースを乱さず歌う必要があるのは至難です

最後のサビは転調するため、更にレベルがあがるのは言わずもがな
歌詞は相手を認めたいのに行動が噛み合わない複雑性をしっかり表せ重要性が高いので
しっかり発声していきたいところです

日常における食い違いは誰にでもあるもの
それを乗り越えてでも互いに認め合える日を誰もが求めているのでしょう


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HOME MADE 家族 『少年ハート』 少年の心を持ったアッパーなソング

少年ハート

http://youtu.be/235s_Kkp0gc

2005年8月3日にリリースされたHOME MADE 家族の5枚目のシングル
溢れるポップサウンドと盛り上がるリズムの力強いナンバーです

真夏のリリースだけあって、青空の下で風を感じながら聴きたいアップテンポな曲であり
それこそ少年の気持ちになり、あるいは忘れずにあの頃の情熱を持った人生を歩んでいくというテーマ性があります

サビもキャッチーな言葉でまとめられており覚えやすく
乗りに乗れば無邪気なまでに歌詞に共感しながらリズムに乗る事ができます

アニメ『交響詩篇エウレカセブン』のOPでもあります


少年の心をあらゆる角度で表した熱いサウンドが魅力

歌詞からpvに至るまで、少年らしさを忘れない曲作りが細かくつくられています

特に時間の経過と共に大人になり子供の頃の理想に少し靄がかかった状態のリスナー達へのメッセージ性は強く
時が経っても始めるのにきっと遅いことはないという、リトライのチャンスを提示する場面もうかがえます

PVにおいてもメンバーの衣装を纏った子供達の姿が見て取られ
まさに少年の頃に戻り、あの頃掲げていた理想を思い出すかのような演出が見られますし

現代の車社会において映像が走ったりバスに乗ったり、また頻度の低くなった自転車に乗ったりなどの姿が見られ
無邪気な場面とそれを思い返せるような共感を得る事ができそうです


歌うなら?

曲調はアップテンポ、一人で歌うならかなり忙しめの楽曲といえます
リズムとりは軽快でおもしろいですが、後半までいくとそのノンストップさに少々バテ気味になる可能性もあるかもしれません

それでもやはりサビは思い切ってキャッチーな言葉をしっかり歌いたいですし
それ以外の場面でもリズミカルに歌っていけばしっくりきてキレのあるものとなります

歌詞のワードセンスも彩りがありますし、各所の展開も個性があるので是非楽しみながら歌いたいものです

少年の心を思い出すことの大切さ
あの頃の滾った気持ちを忘れず日々向っていきたいです
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